どのご家庭でも揃えてあるお味噌ですが、離乳食期からも大変取り入れやすい、お味噌汁ですよね。
味噌は発酵食品であり、腸内環境を整える腸活に最適です。
味噌に含まれる乳酸菌や麹菌は、腸の善玉菌を増加させ、腸の調子を整える効果が期待されます。また、味噌に含まれる食物繊維やオリゴ糖は、善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善に貢献します。
私が不妊治療中、特に大切だと感じたのが、この腸内環境改善でした。
腸内環境が整うと免疫も自然とよくなり。自律神経も安定するため、気持ちも落ち込みにくく。自分自身にとっても非常にメリットしかなく。
自然と子供の食事もそういった発酵食品を選ぶようになり。
なんと我が子は、1才から通っている幼稚園に。3才の現在まで一度も休むことなく、通園しております。
そんな事もあり、『味噌』は我が家にとって
なくてはならない、調味料になっていきました。
娘が2歳の昨年の春。
3歳になった今年の春に、手前味噌作りを娘と共に体験してきました。

豆を潰して
麹と塩を混ぜて
潰したお豆と
混ぜ合わせた塩と麹を混ぜ合わせる。
こう書いていると、大変面倒な作業と、思いきや。
(一番大変な豆を蒸す工程は麴屋さんがやってくださいました)
子どもにとっては、まるで砂遊びのようで。
キラキラした表情で小さな手を使って力いっぱい
豆を潰し、塩と麹を混ぜ合わせ、それらを大きな木桶の中でまた混ぜ合わせ。
味噌山をつくり、良い笑顔を浮かべていました。
味噌山を作った後は、味噌玉(まるで砂団子)をつくり。
あとは、保管容器に詰めるだけ。
保存は直射日光を避け、適度な温度が保てる場所で10か月から1年寝かせるだけ。
手足が、かじかむ寒い時期に。
体の中からポカポカするあたたいお味噌汁を、家族でいただくのが楽しみです。
手作り味噌の基本レシピ(約2kg分)
材料
- 乾燥大豆:500g
- 米麹(または麦麹):750g
- 塩:220g
- 酒粕:200g(酒粕は柔らかくするため少量のお酒で練っておく)
※必要に応じて:焼酎やアルコール(雑菌防止)
必要な道具
- 大きめの鍋または圧力鍋
- ボウルやタッパー
- すり鉢、マッシャー、またはフードプロセッサー
- 味噌を仕込む容器(ホーロー、陶器、プラスチック、ガラスなど)
- ラップ・重し(塩、重石など)
味噌作りの工程
1. 大豆の準備(前日)
- 大豆をよく洗い、たっぷりの水に 一晩(12〜18時間) 浸して戻します。
2. 大豆を煮る
- 水を替えて大豆をやわらかくなるまで煮ます(3〜4時間、圧力鍋なら30分程度)。指で簡単に潰せるくらいが目安です。
3. 潰す
- ゆであがった大豆の湯を切り、潰します。(フードプロセッサーなど使用しても、時短になります)
- 完全にペースト状にしてもいいし、粗めに潰して食感を残してもOK。
4. 麹と塩の準備
- 米麹と塩をよく混ぜ合わせます(これを「塩切り麹」と呼びます)。
5. 混ぜる
- 潰した大豆と塩切り麹を均一になるようにしっかり混ぜます。
- 必要なら、大豆の煮汁を少し加えて固さを調整します(耳たぶくらいの固さが目安)。
6. 味噌玉を作る
- 混ぜた味噌を団子状(味噌玉)にして空気を抜くようにします。
7. 味噌を詰める
- 清潔な容器に味噌玉を詰めて空気を抜く。
- 上面を平らにして、みりん粕もしくは、酒粕を味噌の上に蓋のように敷き詰め密封させる。(カビ防止になります)
- 上面全てにラップを密着させる。
- ふたをして暗くて涼しい場所に保存。
熟成期間と管理
- 熟成期間:10か月〜1年(冬仕込みなら1年が基本)
- 途中管理:表面にカビが生えたら、取り除いてOK
完成のサイン
- 香りが甘くてまろやかに
- 色が茶色〜濃茶色になり、味が深くなる
アレンジ例(応用)
- 麦味噌:米麹の代わりに麦麹を使用(九州地方などで一般的)
- 白味噌:発酵期間を短め(2〜3ヶ月)、塩分控えめ
- 黒豆味噌やひよこ豆味噌なども応用可